今回は「逆説」の表現についてです。
複数の文を一つにつなげるときに使う表現になります。
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文法解説
文法:-지만
日本語の意味:~が、だけど、けれども
逆説の意味をもつ接続詞「하지만(でも、しかし)」は、後文を前文の逆説文にするときに用います。
この文法も同じく、あとに続く文は逆説文となりますますが、前文と後文を一つの文章につなげることができます。
動詞・形容詞・名詞の語幹に付けて活用しますが、名詞の場合は「-[이]지만」を付けます。その際、名詞の終わりにパッチムがあれば「이지만」、パッチムがなければ「지만」を使います。
基本 | 文法適用 |
가다(行く) ※動詞 |
가지만(行きますが、行くけど) ※「-지만」を付ける |
먹다(食べる) ※動詞 |
먹지만(食べますが、食べるけど) ※「-지만」を付ける |
예쁘다(綺麗、かわいい) ※形容詞 |
예쁘지만(綺麗ですが、かわいいけど) ※「-지만」を付ける |
무섭다(怖い) ※形容詞 |
무섭지만(怖いですが、怖いけど) ※「-지만」を付ける |
주부(主婦) ※名詞・終わりにパッチムなし |
주부지만(主婦ですが、主婦だけど) ※「-지만」を付ける |
학생(学生) ※名詞・終わりにパッチムあり |
학생이지만(学生ですが、学生だけど) ※「-이지만」を付ける |
活用例
값이 비싸지만 이 지갑을 샀어요.
値段が高いけど、この財布を買いました。
※形容詞「비싸다(値段が”高い”)」は、そのまま「지만」がきます。これを二つの文章に分けると「값이 비싸요. 하지만 이 지갑을 샀어요.(値段が高いです。でも、この財布を買いました)」となります。
겨울은 춥지만 가장 좋아하는 계절이에요.
冬は寒いけど、最も好きな季節です。
※形容詞「춥다(寒い)」は、そのまま「지만」がきます。これを二つの文章に分けると「겨울은 추워요. 하지만 가장 좋아하는 계절이에요.(冬は寒いです。でも、最も好きな季節です)」となります。
일요일이지만 학교에 갑니다.
日曜日ですが、学校に行きます。
※名詞「일요일」の終わりにパッチムがあるので、そのあとには「이지만」が続きます。これを二つの文章に分けると「일요일입니다. 하지만 학교에 갑니다.(日曜日です。しかし、学校に行きます)」となります。