今回はある時点の「時」を表す韓国語です。
これは日常で使う機会の多い言葉になります。
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用語解説
用語:때
日本語の意味:時
読み(発音):ttae(ッテ)
「이/그/저」と合わせて「この時、その時、あの時」のように使うこともあれば、動詞や形容詞と合わせて「~する時、~した時、~時」のように使うこともあります。
この時・その時・あの時
韓国語の「こそあど言葉」ともいえる「이/그/저」と組み合わせて使う言葉です。
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- 이 때(この時)
- 그 때(その時、あの時)
- 저 때(あの時)
「”あの時”が2つある」と疑問に思った方もいると思います。それをこれから説明したいと思います。
■2つの「あの時」
記憶を思い返して「あの時~」と言うとき、また何かを見て「あの時は~だった」と言うとき、この2つで分けて考えます。
前者のような"記憶"という目に見えないイメージだけのときは「그 때」、後者のような目に見えた情報からイメージするときは「저 때」を使います。
『活用している情景』
目に見えない記憶:
過去の悲しい記憶を思い出しながら「"あの時"私は悲しかった」
目に見えた情報:
はしゃぐ学生を見ながら「"あの時"(学生の時)私もあんな感じだった」
文法解説
続いて、動詞や形容詞と合わせて使う「~する時、~した時、~時」を表す文法について解説します。
① ~する時
文法:-ㄹ/을 때
日本語の意味:~する時
用語の語幹に付けて使います。語幹にパッチムがある場合「을 때」、パッチムがない場合「ㄹ 때」、語幹のパッチムがㄹの場合「(ㄹが脱落して)ㄹ 때」がきます。
基本形 | 文法適用 |
가다(行く) ※語幹にパッチムなし |
갈 때(行く時) ※「ㄹ 때」が付く |
먹다(食べる) ※語幹にパッチムあり |
먹을 때(食べる時) ※「을 때」が付く |
놀다(遊ぶ) ※語幹にㄹパッチム |
놀 때(遊ぶ時) ※ㄹが脱落して「ㄹ 때」が付く |
슬프다(悲しい) ※語幹にパッチムなし |
슬플 때(悲しい時) ※「ㄹ 때」が付く |
어리다(幼い) ※語幹にパッチムなし |
어릴 때(幼い時) ※「ㄹ 때」が付く |
活用方法
겨울에 달릴 때 낄 장갑을 샀어요.
冬に走る時はめる手袋を買いました。
※「달리다(走る)」→「달릴 때(走る時)」
② ~した時
文法:-았을/었을 때
日本語の意味:~した時
用語の語幹に付けて使います。語幹が陽性母音の場合「았을 때」、陰性母音の場合「었을 때」がきます。
基本形 | 文法適用 |
가다(行く) ※語幹が陽性母音 |
갔을 때(行った時) ※「았을 때」と語幹の母音ㅏが縮約 |
먹다(食べる) ※語幹が陰性母音 |
먹었을 때(食べた時) ※「었을 때」が付く |
놀다(遊ぶ) ※語幹が陽性母音 |
놀았을 때(遊んだ時) ※「았을 때」が付く |
슬프다(悲しい) ※その他 |
슬펐을 때(悲しかった時) ※「었을 때」その他 |
어리다(幼い) ※その他 |
어렸을 때(幼い時、幼かった時) ※「었을 때」と語幹の母音ㅣが複合 |
活用方法
전화를 걸었을 때는 집에 있었어요.
電話をかけた時は家にいました。
※「걸다(かける)」→「걸었을 때(かけた時)」