「あいさつ」は韓国語で「인사」 といいます。
毎日使う言葉だからしっかり覚えたいですよね。
日常でよく使う韓国語のあいさつを解説いたします。
おはよう・こんにちは・こんばんは
日本語では時間帯によって「おはよう・こんにちは・こんばんは」と使い分けますが、韓国語では「안녕하세요」という言葉ひとつですべての意味を有します。
使う時間帯によって「おはよう」にも「こんにちは」にも「こんばんは」にもなるのです。
出会ったときの挨拶はもちろん、「バイバイ」と別れの挨拶をするときにも使える言葉です。
より丁寧な言い方をすると「안녕하십니까?」となります。
友達同士では「안녕」もタメ口として使います。
ありがとうございます
「ありがとうございます」という感謝の言葉には「감사합니다」があります。
これは目上の人や仕事の取引先相手などに使える言葉です。
「감사=感謝」+「합니다=します」で直訳すると「感謝します」となります。
もう少しフランクな言葉で「고맙습니다」もあります。
「고마워요」とするとよりカジュアルになり、友人や家族、恋人同士などで気軽に使うことができます。
後ろの「요」を取って「고마워」とすると、タメ口言葉になってしまうので注意してください。
他にもタメ口の表現として「고맙다」があります。
これは日本語にすると「どうも」といった軽いあいさつになります。
友人や恋人、自分より年下の相手に軽くお礼を言うときに使われます。
ポイント
さらにこの言葉をつけるとより感謝の気持ちが伝えられる!
정말 감사합니다 = 本当に感謝します
진짜 고마워 = ほんとにありがとう
ごめんなさい
「ごめんなさい」という謝罪の言葉には「죄송합니다」があります。
これは丁寧な言い方ですが、フランクな言い方で「미안합니다」があります。
よく使う表現として「미안해요」もありますが、上の2つに比べるとカジュアルな言い方になります。
丁寧に謝りたいときは「죄송합니다」を使うと良いでしょう。
タメ口の表現として「미안해」や「미안」も使われます。
「ごめん」や「すまん」などといった表現になります。
また英語の「I’m soory」を「소리」と使うこともあります。
韓国語は言葉を伸ばしませんので「ソーリー」ではなく「ソリ」と発音します。
いただきます
食事のあいさつとして「いただきます」は「잘 먹겠습니다」といいます。
※「잘(良く)」+「먹다(食べる)」+「겠다(~する)※未来形」
「겠다」はハングルの未来形です。強い意思表示をする際に使われます。
ほかにも予測する未来形「-ㄹ 거다(~ようだ、~みたいだ)」や主観的に軽い意思表示をする「-ㄹ 게다」などがあります。
ポイント
料理を作った人やごちそうしてくれた人は言わない?
日本では食材そのものや食材を作った人などに感謝を込めて、誰であっても「いただきます」と言います。
韓国では料理を作った人やおごってくれる人に対しての感謝を示す表現で使います。
そのため料理を作った人、おごる人は「いただきます」とは言いません。
料理を作った人、おごる人は「맛있게 드세요(おいしくお召し上がりください)」や「많이 먹어(たくさん食べて)」といった言葉を使います。
ごちそうさまでした
食後のあいさつとして「ごちそうさまでした」は「잘 먹었습니다」といいます。
※「잘(良く)」+「먹었다(食べた)※過去形」
ポイント
「いただきます」と同じく、料理を作ってくれた人やおごってくれた人に対して感謝を示す言葉です。
家でひとりで食事をした際には言いません。
さようなら
主に使われる別れの言葉は2つあります。
その場に残り見送る人が使う「さようなら」は「안녕히 가세요」といいます。
※「안녕히(お元気で)」+「가세요(行ってください)」
その逆で、その場を去る見送られる人が使う「さようなら」は「안녕히 계세요」といいます。
※「안녕히(お元気で)」+「계세요(居てください)」
どちらもその場に残らず去っていく場合は「안녕히 계세요」を使ってください。
他にも「또 봐요」や「다음에 봐요」などを使うこともあります。
「また会いましょう」、「今度会いましょう」といった意味になります。
ここで使われる「봐요」という言葉は直訳すると「見ます」という意味になります。
今回の場合は直訳しない韓国語ということになります。
単体で使う場合は「봐요=会いましょう」ではなく、「봐요=見ます」となりますので注意してください。
さいごに
韓国は上下関係が厳しい国と言われています。
今では「年上に対して(親にも)敬語は絶対」なんてことはありませんが、相手によってその時々で適切な挨拶ができるように、きちんと意味を理解することが大切です。
また挨拶は毎日必ずするものです。繰り返し使うことで、基本の挨拶を覚えていきましょう。
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