いくぞ横丁!
これは数年前にタレントのはるな愛さんが、韓国語を勉強していたとき使っていた言葉です。
「これ、それ、あれ」といった指示詞と呼ばれるものを韓国語に訳したとき、頭文字を繋げるとこれに近い音になります。
これ・それ・あれ
これ
이것
이거
これは
이것은
이건
これが
이것이
이게
それ
그것
그거
それは
그것은
그건
それが
그것이
그게
あれ
저것
저거
あれは
저것은
저건
あれが
저것이
저게
ポイント
赤字は「書き言葉のこそあ」、黒字は「話し言葉のこそあ」となります。
日常の会話でよく使われるのは「話し言葉のこそあ」です。
ここ・そこ・あそこ
ここ
여기
ここは
여기는
여긴
ここが
여기가
そこ
거기
そこは
거기는
거긴
そこが
거기가
あそこ
저기
あそこは
저기는
저긴
あそこが
저기가
「이・그・저・여・거・저」の実際の発音は「イ・ク・チョ・ヨ・コ・チョ」となります。
なんだか「行くぞ横丁」て聞こえてきませんか?
発音が似ている韓国語
日本語と韓国語で使われる「漢字語」には似た音で、しかも同じ意味を持つ言葉がけっこうあるんです。
似た音で同じ意味の言葉
道路 = 도로(発音:トロ)
運動 = 운동(発音:ウンドン)
主婦 = 주부(発音:チュブ)
逆に似た音で意味が全く異なる言葉もあります。
似た音で意味が異なる言葉
커피(コーヒー) ≠ 코피(鼻血)
※どちらも発音は「コピ」です。
一見するとどちらも同じ音ですが、「コ」の発音の仕方が異なります。
「コーヒー」は「커피」、「あ」を言うときのように口を開けて「コピ」。
「鼻血」は「코피」、口をすぼめて低い音で「コピ」を発音します。
커피 주세요(コーヒーください)
코피 주세요(鼻血ください)
このように発音の仕方ひとつで全く違った意味になってしまいます。
もちろん、前後の会話の流れで言わんとしていることはわかるでしょうが。
さいごに
「これ・それ・あれ」といった韓国語を知っていると何かと便利です。
たとえば韓国へ行って買い物するとき、欲しい商品の韓国語の名前が出てこなくても、こう言えばいいんです。
이거 주세요(これください)
とまあ、こんな感じです。
今回、似た音で意味も同じ、もしくは意味が異なる言葉についても触れましたが、韓国語にはこういった言葉が多いです。
発音だけじゃなく、リスニングも初めのうちは苦労するかもしれません。
でも「行くぞ横丁」のように語呂合わせで覚えれば、韓国語の学習がもっと楽しくなるかもしれませんね。